皐月キャンプ  

日程:030516-17
目的地:様似 アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場”皐月キャンプ”

一旦シーズンが明けてしまうと、日が経つのが早いもの。ちょっと前に白老でキャンプしたかと思ったらもう5月。北海道の桜も続々開花、前線は日々東へ進んでいる。

当初金山湖への進出を考えていたものの、桜の様子を電話で確認し、今回は花を追って襟裳方面、様似まで足を伸ばすことにした。当初の予報では天気はまずまず。さぁ、Go east!!

太平洋 沿岸道路膝栗毛

ポチ登場

久々にツレ走り

今回は様似方面と、さすがに道央の仲間たちは集まりそうも無く・・・と思っていたところにポチ氏がエスコートしてくれることに。さすが元住人、いずみ食堂なる地元人ならではのオススメ蕎麦スポットに案内してくれた。

”田舎のばーちゃんが手作りしてくれた”といった形容がピッタリ。ここでしか食べられない味わいだ。富川の交差点から3km程度北、門別町役場方面への道案内が出ている近所(斜め前にはセイコマあり)。

いずみ食堂

意外とオススメ! レ・コード館

レコード能書き

新冠に泊もイイかも!

新冠の町に入るとレ・コード館なるミュージアムがある。所蔵レコード66万枚。1時間に一回づつくらい”レコードコンサート”を開いており、希望の曲をかけてくれる。

ここのオーディオシステムがハンパでなくスゴイ。スピーカーだけでも二本合わせると億は超えているだろう、という装置から繰り出す音は鳥肌モン。ここに一日滞在したくなるくらいだ!

イーグルス、ステッペンウルフを堪能したところでポチ氏とは散開。

レコード外観

辿り着けばそこは雨降り

シェルター伏せ

”底なし”の便利さ

交通安全週間とあって速度取締りが多く、ときおり流れが緩慢になる。様似の町で買い物スポットを物色しながら抜け、アポイに着いたのが16時頃。と、大粒の雨が降り出す。

オイオイ、今日の予報は晴の筈じゃ〜ん!!

幹事長は先行到着、設営も終わってる。仕方ね〜な〜、とまずは荷物を搬入し、次いでとにかく雨よけにシェルターをかぶせてしまう。

・・・さすがグラウンドシートレス(底なし)。とりあえずかぶせて、ペグを打つだけで即設営に入れるじゃん! 意外な便利さだ!!

全員集合 本日は計6名

宴会集合2

アポイの夜は更け行く

設営完了の頃にとしちゃん到着。アポイ山荘で風呂をいただき、体はぬくぬく、日も暮れる。調理を始めるか、という頃にはIWAさんが札幌発。ドトウの速さで21時頃到着。次いでAKIYAさんとはちこさま。が音更・帯広から宴会参加で全員集合!

桜はまだ見ごろを外してはいないだろう、て。ワシの調理は南部鉄鍋で鶏モモ焼き。幹事長もとしちゃんも美味そうなもの作ってたようだけど、宴会に気がイッてて何作ってたか忘れてしもた。

その後IWAさんと最後まで飲んで02時頃就寝。気温推定10℃弱。

夜桜2

今月のビックリドッキリメカ!(1)スノウピーク ギガパワーWG

ストーブプレヒート

扱いやすさバツグン!

去年の霜月キャンプでは早朝時の熱源確保に苦労した。そこで「低温下ではガソリンストーブ」という定説に従い、ガソリンストーブマニア(?)のまいき〜さんからお借りしたギガパワーWGを試すことに。

ガソリンストーブといえば、扱いにコツがいるだの何だの、で、遠ざけがちだが、このギガパワーWG、従来のガソリンストーブの常識をくつがえす扱いやすさだ。

プレヒート不要、火力調整が容易で音も静か、と画期的。コイツぁイケる! 早速仕入れの相談だ!!

ストーブ青炎

今月のビックリドッキリメカ!(2)Byer コット

ベッド比較

より積載しやすい

前回大きな成果を得たベッド(コット)。ただ、前回のブツ(小川キャンパル製)は収納幅85cmと積載には文字通り重荷となる。そこで今回試用してみたのがByer社(米)のコット。

収納時の幅は70cm。写真の通り、グッと積載しやすい大きさだ。難点を挙げるなら、足が8mm程度のワイヤー製なので、若干脆弱に感じる点か。ただし、飽くまで小川製と比べれば、ということであって、積載のメリットには変えられない(体重90kgくらいまでなら不安はない、と思う)。

日本国内での取扱いはないので今回はREIを通じて一床輸入してみたわけだが、コイツもがんばって仕入れていきたい(まずは英作文…か)!

ベッド足1

今月のビックリドッキリメカ!(3)防水風呂敷

ベッド風呂敷

完成の域に近づいた…か?

昨シーズンは250cm角の風呂敷を使ってみたが、どうにも扱いづらくお蔵入り。が、一念発起、150cm角にサイズダウン、エントラントを裏生地にして作ってみた。

掛け布団とすること・収納に使うこと、と用途を絞った想定で、これはなかなかの使い勝手だ!

就寝時は足元に湯たんぽを仕込んだランバーパックを配して末端冷えから脱却。寝袋なしでも快適な睡眠を得られた(FR上着用:ベッドに負う所も大)。

また、収納に使用する際には一旦荷紐でまとめると使いやすかった。風呂敷はさすがにラインナップにしづらいけど、受注いただいたら実費+手間賃で作りまする(デザインフリー)。お問い合わせはこちらまで。

風呂敷展開

今月のビックリドッキリメカ!番外 プーさん関連グッズ

ベッドプーさん

だけどやっぱりママが好き♪

販売促進商品として代理店さんから売り込みのあったプーさんグッズ。写真左から、ビッグバスタオル・広げると布団になるクッション・鍋つかみ・ゴザ。ベッドの上でフルに使ってみるとこんな感じ。・・・って、「あると便利なグッズたち」というより、「あってもなくてもいいグッズ」でした。

鍋つかみは特に足の爪先に装着すると末端冷え防止に効果があるか、と考えたが、湯たんぽの方が当然暖かいわな。…ともあれ、「風呂敷」なり「プーさんグッズ」が”メカ”か!? という突っ込みはこの際ご容赦ください。

プーさん

襟裳方面異常なし

襟裳3人

サムいどー!!

様似まで来たからには襟裳岬もお参りに。いや、”何もない”ことは知ってるんだけど。

岬への導入路から風が強く、5月だと肌寒い。そう、ここを訪れる人は風の冷たさに真っ先に脇をしめ、襟をもむようなポーズをとってしまう。「襟裳岬、えりもみさき、襟もみ先」…17年ぶりに訪れてみたが、今日も襟裳には何もなく、そして風が吹くのみ。ただ、”サムイ人達”が尋ねてきたことを除いて…。

心なしか兵隊まめたんもグッタリしている。

襟裳幹事長

帰途でヘトヘト

物産館近

北海道物産館@夕張(R274沿)

帰途についたら静内から雨。気象情報では4月中旬なみの気温らしく、寒いし。門別あたりでようやく雨は上がった。

「よーし、気合も戻ってきたど! 道道にチャレンジ!! 穂別を抜けて帰ろう」と思ったまではよかったが、道道で迷って、10kmほどダートにチャレンジするハメに。

北海道って道路標識があんまりウマくないよなあ。ますます疲れてしまったさ。。。半ベソかきながらR274にたどりつき、ほうほうの体で夕張着。

ソーカツ ソーカツ

犬待機

得るもの多く 売るもの多し

今回のキャンプ、風呂敷とベッドの併用でマットや寝袋の積載からフリーになれるのがわかったのが大きな成果だ(最低気温が10℃程度の場合→北海道では9月くらい、関東以西なら11月くらい、か)。

積載容量の大幅減で「ガソリンランタンを使いたい」という衝動に駆られてしまうのが悩ましい。ギガパワーWGも女性に勧められるほどの使いやすさであることがわかった。

次回のキャンプに向けて、というより、新商品を準備していくことが目下の課題だ。大きなハードルはByer社向けの取引依頼書作成(英文)か。


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團長かねやんe-mail:ryodan@kaisoku.org